3Dスキャニング測定
高精度の
多関節式3次元測定機により、
不具合の原因を特定。
FARO社製の多関節式3次元測定機「Quantum X FaroArm®シリーズ」を保有。0.04mmの測定精度を持ちながら、自在な方向を向けられることに加え、コンパクトで持ち運びできることが特長です。お客様の生産現場へ持ち込み、狭いスペースに設置して使用できます。「ボディ部品の複雑な3次元曲面の精度が出ない」といった問題があれば、連続する各工程にてスキャニング。目視では判別できない曲面形状の誤差を数値化して、問題点をフィードバックすることが可能です。そこから設備の改修やセンサ・制御プログラム、ロボットティーチングなどの対応も当社なら一貫して対応できます。当社では測定機を2018年に導入し、治具の精度調整を皮切りにこれまで様々なシーンで活用してきました。

自動車開発の上流工程への
貢献を目指して。

現在、3次元測定機の活用シーンは設備の測定と量産直前の試作品の測定ですが、可能性はそれだけにとどまりません。自動車開発のより上流工程である、初期の試作段階で使用すれば、測定結果を量産設計に反映し、早期に問題の芽を摘むことができます。コンピュータ上のシミュレーションによるMBD(モデルベース開発)が主流となっている今、当社も自動車開発・生産の上流工程に、新車種立ち上げ段階から関わり、品質向上や開発期間短縮に貢献することを目指しています。
リバースエンジニアリング
によって
現物から
3Dモデルに再生。
スキャンデータは製品精度の比較だけに留まりません。そこからのデータ処理により、設計工程などに転用可能な3Dモデルへと変化します。「図面がないけど、もう一回同じものを作りたい」「製作してから、現地で改造してしまった」「既存の装置に組み込みたいけど、検証が難しい」。こんなご相談にお答えできるのがリバースエンジニアリングです。現地現物の情報を3Dモデルへ変換させることによって、あきらめていたことを実現可能にします。

